PHPエンジニアはWeb業界で昔から活躍してきた人材であり、当初から高い評価を受けてきました。
転職してIT業界でエンジニアとして働きたいと考えたとき、真っ先に需要の高いPHPを習得するという考えが根強いのは確かです。
まずは手軽にできるPHPで開発を行ってみて、それでは不十分な場合には他を試すといった形を取ることにより迅速な開発が行われてきました。
そのため、Web業界でエンジニアになるためには要求されることが多いスキルだったのです。
その影響は今でも大きく、PHPエンジニアの需要は比較的高い水準にあります。
求人案件を見てみると、必須スキルとして挙げられていることも少なくありません。
とはいえ、エンジニアとして希少価値が高いわけではありません。
平均年収は高い傾向にありますが、だからといって稼げるようになるための魅力的な言語だと理解してしまうのはリスクがあります。
PHPエンジニアにはWebが隆盛し始めた頃から働いている年齢の高いエンジニアが多いのです。
全体の年齢層が高ければそれだけ平均年収が高くなるのは確かと言えるでしょう。
そのため、これから新たにPHPを習得してエンジニアになるのは必ずしも最適な発想とは言えません。
他の言語を選んだ方がむしろ稼げるようになる可能性もあるので、その点は十分注意しましょう。
PHP自体に興味があり、WordPressのカスタマイズなど目的を絞って習得するのであれば問題はありません。
さらに、そこから他の言語のスキルを伸ばしていけば、自身の市場価値を高められるはずです。